あなたは、まだ気づかない。あなたが表現するものの美しさに。
自分が、確かに息をして、まだ生きている事を確かめるために刻む痛みは一瞬の間だけ、あなたを安堵へと誘う。
だけど、その後に溢れ出す後悔と悲しみと歯がゆさは
あなたを更に更に孤独へと突き落とす。
それが分かっていて、だけど抜け出せない、あなたを
僕は心から抱きしめる。
あなたの、棘だらけになって悲鳴をあげる心を。
意味もなく、あなたは
ここに居るのではなくて
自分が夢中になれるものに出会って幸せに
生きるために、あなたも
僕も、まだ生かされている。
あなたが、今日も又
闇に溺れて目を開ける事すらできないのなら、いつか
僕に会いに来て。
遠く離れていても
あなたの知らない誰かが
あなたの人生を応援したくて涙を流してさえいる事を
どうか忘れないで。
あなたが自分の全てを
抱きしめられる、その日まで僕が、あなたを丸ごと
愛そう。
闇の中で一筋の光を
その乾いた体から発して
生きたいよ、生きたいよと
叫んでるあなたが
僕には、はっきりと見える。
希望も何も今は信じられないあなたに、僕のために、そしてあなたを愛する誰かのために忘れないで欲しい。
あなたもいつか同じ様に苦しむ誰かの光になれるという事。あなたの魂は十分に
美しくて幸せに生きたくて
たまらない事。
沢山の言葉と人々に
救われて這い上がれた
僕が、証拠。